公認心理師がいる教室

質問⑤ 放課後デイは利用できるなら利用した方が良いのか
結論から申し上げると、親御様やお子様に必要があれば利用すれば良いですし、必要がなければ利用する必要はありません。例えば、お子様が就学後に多少、学習に対して苦手さがあったとしても、学校に行くことを楽しみにしていて、お友達とも仲良く関わっているような状態であれば、放課後デイに通う必要性も薄く、親御様の就労されている状態であれば市や民間で行っている学童保育や習い事といった選択肢があります。
放課後デイは、公金で運営されている以上、学校での先生やお友達との関わりや、学習の遅れ等がお子様の学校生活を過ごす上で顕著な弊害がある場合に通う必要があるものだと私は思います。今は、体操教室やプログラミング等の放課後デイも増えており、一つの習い事としてのイメージを持たれる親御様も多いかと思います。しかし、放課後デイは学校や家庭での生活上の困りや悩みを抱えたお子様にとっての諸課題を改善したり、苦手を抱えたお子様や悩まれる親御様にとっての居場所となるものであるため、本当に放課後デイの支援を必要とする方のみが利用すべきものだと思います。
お子様に放課後デイが必要かどうか、利用を継続するか否かは就学後の様子を見て判断されるかとよろしいかと思います。担任の先生からクラスの様子を伺ったり、ご家庭でのお子様の様子を見て、習い事の1つ程度の感覚であれば無理して通う必要はありません。例えばご家庭の都合等でお休みをされた際に、この教室では別日で支援の振り替えやご案内をさせていただくことがあります。これはつみきでお子様を支援する責任として、お子様の個別支援計画を達成するために、支援を途切れさせないために行うものになります。そのため、こちらの支援に対する熱量と親御様の考え方に差があると、利用を巡ってのトラブルに発展する場合がありますので、本当に放課後デイが必要かどうか、よくご検討いただき、ご不明点やご質問があればご相談ください。
ご利用に関する疑問や質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。