公認心理師がいる教室

令和5年度 保護者様質疑応答会の回答について
先日、利用者の皆様から頂いた質問に対して、公開の許可が得られたものについて公開いたします。こちらの回答につきましては、管理者の小学校教諭時代の体験や、公認心理師としての所見及び実際に支援級に通われている親御様へのヒアリングを基に述べさせていただきます。そのため、公的な保証を担保するものではなく、一つの見方、意見として参考にしていただければ幸いです。
質問① 支援級の登下校について(親は付き添いなのか)
支援級の登下校については、学校毎の判断によるところが大きいです。こちらはお子様の学年や障害の程度によって自立での登校が可能かどうかの判断基準になるためです。私の勤めていた埼玉県の川口市では原則、集団での登下校が主だったため、支援級のお子様は、登校時は縦割り班での集団登校、下校時は親御様が迎えに来るというパターンが多かったです。
藤沢市の支援級に通われる親御様に聞き取りをしましたが、藤沢では主に保護者の付き添い、移動支援員さんと一緒に登下校をされる方が多いようです。ただ、登下校は学校としても安全第一のため、原則は親御様の付き添いが主との事でした。学年が上がるにつれ、自立での登下校が可能かどうかを担任の先生等と相談しながら決定するため、必ずしもずっと付き添いが必要であるというわけではないようです。藤沢市は全ての小学校に支援級が配置されているわけではないため、学区によって自宅から距離があるお子様は車での送迎が認められているようです。就学援助の他に特別支援教育の就学援助の方には申請が通れば車での送迎時の費用の援助が受けられるため、車で送迎をされている親御さんもいらっしゃるとのことでした。そのため市役所の就学相談の窓口で、お子様の通われる学区での登下校や、送迎について確認されるのが一番確実な情報が得られるかと思います。
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