公認心理師がいる教室

つみきとは

つみきは、元小学校教諭と元保育士が「療育的支援が必要な子ども達のために本当に必要な支援を届けたい」と思い、立ち上げた児童発達支援、放課後等デイサービスを兼ね備えた多機能型の教室です。

当教室は、長時間の預かり型の事業所ではなく、お子様一人一人の個別支援を重視した1回1時間の支援を主とした教室となります。

個別支援を重視する理由

つみきではお子様の「自己肯定感」を育むことに価値を置いた支援に取り組んでいます。
子ども達が日中過ごす、幼・保育園や小学校等は様々な他者と関わる集団生活の中で社会性を育む場です。
学習や遊び等の社会活動を通じて、自身の長所を伸ばし、友達や先生との関係性を深められるお子様がいる一方で、学習の躓きや友達との関わり方で悩みを抱えるお子様もいます。

これらの悩みは一人で解決する事は難しく、長期化する事で不登校やいじめ等の深刻な問題に繋がる場合もあります。
つみきでは、親御様、お子様一人一人の困り事や願いに耳を傾け、お子様に適した支援を提供するため、1対1による個別の支援を重視しています。
目まぐるしく状況が変化する集団の中から一度距離を置き、お子様のペースと現状に適した支援を通じて「できた」「わかった」等の成功体験を一つずつ積むことで自信を培い、前向きな気持ちを育てます。

小学生以上のお子様には、自己肯定感を育む支援の他に、「自己理解」を促す支援も大切にしています。
自身の性格や特性を適切に見つめる練習を通じて得意・不得意を知ることで、学習の自己管理や気持ちのコントロール、他者との距離感を学ぶことに繋がります。

つみきはこれらの支援を通じて、お子様が安心して園や学校に通えるようサポートいたします。

じっくり向き合う事で見つかる個性、広がる可能性

ごあいさつ

つみきの創設は、私が小学校の教員時代に担任をした2年生の男子児童がきっかけでした。

カッとなると友達や物に暴力を振るう、思い通りにならない事があると教室を飛び出す等、気持ちのコントロールが難しく、衝動性の強い児童でした。
前学年のクラスでは孤立し、怖がられ、誰にも心を開く様子がない状態から4月の新学期が始まりました。

当時、発達障害についての知識は本で読んだ程度のものでしかなく、全てが手探りの状態でのスタートでした。 最初は同い年の子どもたちの輪の中で協調性や関わりを持たせようと思いました。 しかし、それはすぐに無理だと分かりました。 彼にとって好きでもない友達との関わり等、何の価値も持たないのです。 他者との信頼関係がない状態ではグループ活動のルールも倫理も彼には通じませんでした。

それから私は、まずは自分が彼との信頼関係を築こうと思い、毎朝始業のチャイムがなるまでの間、彼の好きなドッジボールを二人で1学期間、毎日続けました。 すると「この大人ならまぁいいか」と思ってくれたのか、私の指示で椅子に座っていられる時間が増えたり、クラスの仕事を手伝ったりする場面が見られるようになりました。

2学期には二人きりだったドッジボールに、一人、二人とクラスの友達が参加し始め、彼もまたそれを受け入れてくれました。 そして3学期になる頃には担任がいなくても、友達同士で遊ぶことができるようになりました。

私はこの時、彼が友達と上手く関われるようになった要因は、彼を集団の中の一人ではなく、一人の個人として、1対1で向き合ったから担任に心を開き、そしてお手伝い等の小さな成功体験の積み重ねが友達との関わりの仲立ちとなったのではないかと考えています。

つみきは彼のような一人では上手く人と関わる事が苦手なお子様に対して、適切な支援を通じてお子様の可能性を伸ばし、本来持っている力を高められる場所を作りたいと思い、創設しました。

プロフィール

私は小学校教諭として約6年間学級担任として勤務後、より療育についての理解を深めるため、藤沢市の放課後等デイサービスに転職をしました。

児童指導員、管理者として小中高生の学習や生活の自立支援の傍ら、自社教材の開発や、関係機関連携の構築に取り組んでまいりました。

現在は公認心理師資格を取得し、知識と技術を磨きながら、当事業所を立ち上げ、日々勉強中です。

また、休日は(株)明日葉の依頼を受け、小田原市内の学童クラブを巡回し、要配慮児童の支援や、職員研修等を行う学童支援アドバイザーとして活動しています。

主な保有資格

小学校教諭 1種免許

児童発達支援管理責任者

公認心理師

小田原市児童支援アドバイザー

ご利用に関する疑問や質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。